競輪史最強との呼び声も高く、22年はダービー制覇、オールスター完全優勝をはじめ驚異の勝率を叩き出す。一旦スピードに乗せればゴールまで一直線で駆け抜ける破壊力。
21年グランプリで頂点を極め、22年はGIで2度の優勝。名実ともに競輪界のトップへ登り詰め充実期を迎える。隙のない運びと立ち回りを見せて近畿ラインをリードする。
どの戦法で戦っても最上級の走りを見せる自在性は競輪界随一。戦術にも長けていて、展開、メンバーに応じて最善の作戦を見出す。抜群の安定感で確実に優勝争いを演じる。
22年は寛仁親王牌で3年振りのGI制覇。この優勝でグランドスラムを達成して競輪界の歴史に名を刻んだ。S班に返り咲いて、競技でも活躍したスピードを遺憾なく発揮する。
22年はスタートに出遅れながらも、地元地区のダービーで決勝進出から本来の走りを取り戻しS班の地位を確保。最上級の切れ味は更に冴えを増している印象。展開不問で好勝負へ。
地元のエースとしてこの大会にかける思いは人一倍。過去には68周年で優勝があり、2度目の制覇を狙う。強力近畿ラインを味方にチャンスが巡ってくれば渾身の踏み込みでV戦線を賑わす。
果敢な走りに徹してパワーアップ。関東ラインを引っ張る大砲として成長を続ける。23年はタイトル戦線で更なる活躍が期待できる。好メンバーが揃う今シリーズで勢いが増す。
グレードレースで存在感を見せて高い競走得点をキープしている。関東ラインの連係できっちりと仕事をこなす。高いレベルで安定した捌きと差し脚で着実に上位争いへ進出。
年始恒例の和歌山グランプリは開設73周年を迎え新年1月12日に開幕する。 これが今年の初戦となる選手も多く、1年の好スタートへ熱戦は必至。S班が5名参戦予定の豪華メンバーで注目の優勝争いになる。
近畿ラインを強力に牽引するのは脇本雄太、古性優作のS班コンビ。 22年のタイトル戦線を席巻した強力タッグが仁王立ち。今後も連係を重ねていく事は間違いなく、新年からきっちりと決めたいはず。 万全の状態なら脇本の機動力は1枚抜けた存在。古性の総合力が加われば現競輪界で最強のタッグは異論のない所。 この強力コンビに続くのが勢揃いした地元和歌山勢。東口善朋を筆頭に椎木尾拓哉、稲毛健太、石塚輪太郎、中西大が気迫の走りを披露する。 2度目の地元記念制覇を狙う東口と、気合い入る椎木尾は直線勝負に全てをかける。支部長としても大会を盛り上げたい稲毛は総力戦で戦う。 石塚、中西の機動型も持ち味をフルに発揮して勝ち上がりを狙う。
中部の志智俊夫は今シリーズのメンバーなら近畿勢との連係で上位進出か。
近畿と同じくS班2名を擁するのは北日本。グランドスラムを達成した新田祐大が強烈なスピードでラインを牽引。最上級の切れ味を誇る守澤太志が勢いをもらって突っ込みを狙う。タイトルホルダーで実績十分の山崎芳仁、佐藤友和の両者は決め脚健在。菊地圭尚も含めての結束戦で近畿勢と真っ向勝負へ。
抜群の安定感を誇るのは松浦悠士。今回は自力メインでの戦いが予想されるが、展開に応じた攻めは最上級。しっかりと流れを掴んで最善の策を取る。中国ラインで筒井敦史が追走に専念する。
四国勢も松浦との連係を軸にシリーズを進めそう。橋本強はビッグ戦線でも存在感を示す差し脚を発揮。ベテランの堤洋、底力ある島川将貴の徳島コンビは波乱の一撃を狙って。
S班に対して真っ向勝負を挑むのは眞杉匠。外連味のない果敢な仕掛けに徹して上昇を続けるホープ。臆する事ない先行勝負は別線を苦しめる。関東ラインで仕事をこなすのは諸橋愛。実績ある捌きでガードから差し脚を伸ばす。健在振りをアピールする武田豊樹は過去の輝かしい戦歴が光る。長島大介、末木浩二の機動力も含めて結束なら更に脅威となりそう。
南関の中心は和田健太郎。同県の近藤保と近藤隆司や青野将大と連係から差し脚の切れを活かす。
阿部将大、伊藤旭の同期コンビが大仕事を狙うのは九州勢。実力者の山田英明が若手をまとめながら勢いをもらう。近況良好の柳詰正宏がラインを固めて行く。